そのへん、なんかテキトーに。

独立開業1年目の新人司法書士。業務を通じて感じたことを書いてます。

相続人は誰か④

配偶者と子供達の、いわゆる「家族」の人達が相続人であるケースはとても多いと思います。結婚して子供が生まれ、年を取って死んでいく。そういう人生は「普通の人生」といえるでしょう。在りし日の思い出を語り合いながら故人を偲ぶということは、家族であるからこそできる大切な儀式でもあります。


最近の相続相談で多かったのが、「未婚の叔父叔母が死んだ後」の問題でした。いずれも未婚で子供どもがいないため、相続人は兄弟姉妹になるというケース。代襲して甥姪が相続人になってますので人間関係も複雑です。血縁関係はあっても、遠く離れて暮らす叔父叔母は「自分の家族」とはいえません。赤の他人とは言いすぎですが、あまり深く関わってこなかったのも事実。そんな人が亡くなっても、あまり悲しくはないようです。


残す側からすれば、誰に自分の財産を相続させようかという問題で、遺言書作成の相談になるのが一般的。もらう側は少し複雑で、まず相続人は誰かといった問題から、遺産分配で揉めない方法、遺言執行者関連、相続放棄手続きなどの相談となります。ひとつひとつお話を聞いてみると、いわゆる家族が亡くなった場合と異なり、事務的な話というか感情的な話というか、ストレートに遺産の話というのが多い傾向にあるのですが、それは相続というものが、財産上の法律関係のことだから当然といえば当然なのです。


相続は財産上の問題なので、相続人が誰になるかは明確な規定があります。でも、家族の基準ってどうでしょう。ペットは家族ですか? 同性同士のカップルは? もちろん相続人になるならないは別の問題ですが、家族についての明確な基準はないらしいです。「愛する家族」は人それぞれ。他人が見て、少し不思議な感覚をおぼえることがあったとしても、本人にとっての家族は、たぶん今身近にいる人たちのことなんだと思います。その家族に財産を残すことができたらいいだろうなとボクは思っています。


自分が死んだ後誰かに何かを残すとしたら、ボクは、「家族」に少しばかりの財産と、今までの感謝の気持ちを、ありがとうの心を残したいと思っています。できれば、なるべく借金などの負債は残さないようにしたいものですケド。


皆さんは誰に自分の財産を残したいと思っていますか。