そのへん、なんかテキトーに。

独立開業1年目の新人司法書士。業務を通じて感じたことを書いてます。

ベテラン受験生⑧

受験生活も長くなり、ベテラン受験生(ヴェテ?)と呼ばれる部類に入りましたが、ボクは最後には合格しました。今、受験を控えている人の中には、仕事しながら勉強してる人もいるでしょう。大変だと思います。ボクもそうだったからわかります。結婚していて、家族があって、それでも受験している人もいるでしょう。大変だと思います。ボクもそうだったからわかります。周りから、「もう諦めて違う道に進みなよ」って言われている人だっていると思います。ボクもそうでした。それでもあきらめずにやってきてるんです。ベテラン受験生のみなさん、最後まで頑張ってください。


気持ちの上では、ボクは自分と同じベテラン受験生を応援しています。でも、現実に目を向けた場合、必ずしも受験を応援することがいいことではないという状況が確かに存在します。ボクは働きながらの受験だったので、少なくとも現実社会と接しながら生活していたわけですが、それでも、自分の興味が「受験」に注がれていたことは紛れもない事実です。10年たった今、周りを見渡すと、友人知人たちの中で、その時の社会的地位にとどまっている人は皆無です。勤めていた会社の中ではすでに重要なポストにいたり、自分で事業を起こしていたり、地域で必要とされる人になっていたり。


ボクは今、試験に合格して司法書士になりました。独立開業した個人事務所の経営者です。でも、ボクはたぶん世間のことをよく知りません。周りの皆が必死に生きてきた10年間、いろんなことが起こっていたであろう10年間を、ボクは勉強に費やしました。みんなが10年かけて経験したことを、大人として経験したことを、ボクは何一つ経験していないんです。合格の報告をしたとき、また、独立開業したときに仲間と話す機会がたくさんありました。そこで感じたことは、彼らがボクの「ずっと先を見て歩いている」ってことでした。


試験合格はゴールじゃない。ここから始まるんです。足踏みしていた10年を、これから必死に取り戻す。仲間とまた同じ土俵で、もっと先を見て、もっともっと未来を語っていける人間にボクはなりたいと思います。


ベテラン受験生のみなさん、試験だけが人生ではないです。それでも受験する人は頑張ってください。別の道を行こうと決意した人も、やっぱり頑張ってください。一瞬でも同じ道を目指した仲間同士だと思います。ボクも頑張って生きていきます。